設計段階では、部品の各部の寸法は強度計算をしたり規格などに基づいて決めます。3DーCADでモデリングする時も、幾何拘束や寸法を決めて形状を作成します。
設計された部品を製作するとき、設計で決められた寸法をねらって製作しますが、必ず誤差が伴います。また、正確な寸法に近づけるには時間もコストも掛かります。
よって、製作の際には加工方法を考慮して寸法に許容できる合理的な幅(大小二つの限界サイズの差)を与えます。これが公差(Tolerance)です。製作された(出来上り)寸法は、製作方法による偏りは発生しますが、ランダムにばらつくと考えられます。
加工の基準となる寸法(図示サイズ / Nominal size)に対して、大小二つの限界寸法(許容限界サイズ)を指定することはできます。図示サイズと許容限界サイズの差を「上の許容差 Upper Deviation」と「下の許容差 Lower Deviation」と呼びます


